マラソン47都道府県全国制覇を目指して(長距離苦手な中年だけど)

全国47都道府県のフルマラソン大会完走を目指して

東北・みやぎ復興マラソンへのエントリーの判断

3/16(金)からエントリーが始まりました。昨年は、当初の締め切りで募集人数に到達せず、2週間期間を延長した経緯がありますので、じっくり考えてからエントリーして大丈夫だと思います。

RUNNETの大会レポの評価が分かれているので迷いそうですが、

「復興」という言葉に対する思い入れがあるかないか

で判断すると良いと思います。

評価点は76.9点となっていますが、思い入れのある方々の主観的な評価が含まれているため、客観的な評価としては-10点くらいで考えるとよいと思います。

ここからは、あくまで客観的にこの大会の良かったところと悪かったところを挙げていきたいと思います。思い入れがない方で参加を迷っている方は、良かったところと悪かったところを天秤にかけて判断の参考にしてください。

 

 良かったところ

①コースがフラット

 何ヵ所かの橋の上り下り以外は平坦です。橋の上り下りも疲れた足にはキツイですが、短いのでちょっとの辛抱で終わります。

②ウェーブスタートで混雑が少ない

 12,000人のランナーを4つのウェーブに分けてスタートします。おかげで、混雑して走りにくいことはありませんでした。

③エイドが充実

 5時間近くかかる私の場合、名物のエイドは売り切れが多いですが、この大会では無くなっているところはなく十分な数が用意されていたと思います。協賛企業様のおかげです。

④お土産も充実

 完走すると、アイスやお米等々、うれしいお土産をもらえます。協賛企業様のおかげです。

⑤完走メダルがユニーク

 地元にゆかりのある素材(石)でできていて、ユニークです。日付を入れておいて欲しかったな。

①②から、しっかり準備して気象条件が良ければ記録が狙えるコースだと思います。

 

悪かったところ

①会場へのアクセス

 テレビ放送もあったため、スタート時にランナーが集まっていないという事態を避けたかったのか、行きは問題ありませんでした。帰りは、レポにある通り、土地勘のない人たちの唯一の移動手段のシャトルバス2時間待ちとか酷い状況でした。まだ天気が良かったので被害は少なかったのでしょうが、今年は開催が2週間後ろ倒しで、雨や気温低下があると、救急車の出動もあり得ます。今年は、運行区間を限定する場合があると明記されていますのでどういう意味か分かりませんが要注意です。応援の方を連れて行くのはやめておいたほうが良さそうです。 

 ②バス乗降所から会場までの距離

 去年は徒歩16分~22分かかったことを今年のHPで認めています。今年は近くするとしています(8分~12分)が、復興工事で変更になる可能性があるとしています。去年も同じことを言っていたような。

③参加費の高さ

 フルマラソンの参加費は去年より500円下がって12,500円です。あのような辺境で開催かつ名だたる協賛企業が多数の大会で異常な高さです。

④会場の質

 10月は朝露があるらしく、晴れていても地面はビショビショでした。レースまで地面に座って待つこともできません。

⑤会場の案内

 会場には案内表示がなく、スタッフもあまり配置されていないようで、事前に送られてくる会場図を頭に入れておかないと本当に迷います。

⑥主催者が不誠実(これが一番問題)

 昨年のHPには人集めのため、「東京からも日帰り可能」、「初心者にやさしい」という文言を載せていました。嘘ではありませんが、シャトルバス2時間待ちでは、多くの方が帰路の予定が狂い、初心者のクタクタの足で、バス乗り場まで16分以上歩かせるのはやさしくとは言い難く、ほぼ詐欺です。また、ナンバーカードを送ってくる時点で、乗降所が遠いこと、朝のシャトルバスには6~7時に乗るように言ってくること等、後出しじゃんけんが多いです。

さらに、参加者の個人情報の入ったPCを紛失し、謝罪の手紙が送られてきて、今後も探すようなことを言ってましたが、その後、何の情報もなく、HPからもお詫びの記事は削除され、何事もなかったようになっています。

⑦応援が少ない

 地元の方の応援があるのは、亘理大橋を渡ったあとの住宅街と、空港線美田園駅近くのみです。

 ⑧コースの景色は楽しめるとこが少ない

 海を見ながら走れるのを楽しみしてましたが、大きな防潮堤で何も見えませんでした。

 

私なりの結論

 良い点もありますが、去年は悪い点が多すぎました。今年は少しでも改善されればよいですが、どうなるかわかりません。どうしても走ってみたい方は、今年の主催者の対応が改善されるのを確認してから来年参加することお勧めします。